信頼性の良しあしを決める「はんだ付け」
はんだ付け技能向上への取組み
電子機器、装置の信頼性は、はんだ付けの良しあしによって決まるといっても過言ではありません。
特に、はんだ付けには人によって作業レベルに大きな差があり、肉眼でみると何の欠陥もなく良品に見えるものが、顕微鏡でみると加熱が均一でなかったり、低すぎてはがれやすくなっていたり、加熱し過ぎてはんだがもろく強度が弱かったりと欠陥が多く、標準化により信頼性を高める上で問題となっていました。
日進電装では、電子機器の小型、軽量化、高性能化に伴うはんだ付け接合部の微細化に対応し、はんだ付け技術・技能の向上に取組み、はんだ付け作業から高い信頼性の製品を生み出しています。
ソルダリングスクール等による訓練
日進電装では、NASA(米国航空宇宙局)に準じ実習を中心としたはんだ付け技術学校のカリキュラムを受講し、社員のはんだ付け技術者を養成しています。
[カリキュラム]
- はんだ付けの原理と基礎
- 材料及び工具
- はんだ付けの信頼性について
- 挿入実装、表面実装、PWB組立はんだ付け方法の説明と実習
- 各種端子の配線はんだ付け方法の説明と実習
- 個人別PWB及び各種端子のはんだ付け指導
- PWB及び各端子の良否判定テストサンプルによる良否判定テスト及び評価
- ペーパーテスト
- 課題PWB及び各端子のはんだ付けの完成
- はんだ付け見本帳作成
- 工具類の点検・整理
はんだ付けに関する技能検定
日進電装の社員は、様々なはんだ付け技能認定やセミナー受講の終了証書の取得を奨励し、社員の技術・技能向上に努力しています。