日進電装は、UL認定工場として、ワイヤーハーネス・ユニット加工に短納期対応、少量・多品種製作、極細から長大の各種接合作業など、お客様の期待にワンストップでお応えする企業です。

圧着加工

圧着とは・・・

圧着圧着とは端子と銅線部の接続部分に物理的な圧力を加え成形し、銅線と端子を密着させて電気的に接続する技術です。日進電装では、人手を伴う手動方式と機械により切断する自動方式の対応が可能です。手動方式も自動方式も電動式や空圧式、油圧式など様々な方式の専門工具を使用し、端子を圧着加工する際でも、品質技術に注意して作業を行うことで、ワイヤーハーネスの品質の維持に努めています。

1.工具

  • 端子(コンタクト)の圧着加工には、端子メーカーの指定工具を必ず使用しています。
  • 指定工具以外の圧着加工は、接触不良、断線等の原因となるため使用いたしません。
  • 作業者は、端子メーカーの指定工具に熟練して取り組んでいます。

2.適用電線

  • 圧着加工に使用する電線は、適用範囲であるものを確認し、使用しています。

3.圧着作業の管理ポイント

圧着加工の品質を維持するために以下の項目に注意し作業しています。

圧着機の確認
  • 圧着機・アプリケータの取り扱いについて十分熟知して作業を進めています。
電線の被覆剥ぎ(ストリップ)作業
  • 電線の被覆剥ぎの長さは、電線の種類、圧着方法等に左右されるため、加工状態に合わせて最適な長さを設定しています。 使用端子に合わせて正しい長さを設定後、被覆をワイヤーストリッパ等により傷を付けないように剥いでいます。

[電線の被覆剥ぎの注意点]

  1. 芯線の断線、剥ぎ長さの不揃いにならないよう注意しています。被覆切断の不完全さがないようにします。
  2. 芯線がばらけないように注意しています。
  3. 芯線を過度に捻らないようにしています。
クリンプハイト
  • クリンプハイトは、圧着加工上の重要な管理項目となっています。 管理範囲外のクリンプハイトによる圧着は導通不良等の原因となるため、圧着作業の開始、途中および終了時には必ずクリンプハイトの測定を行っています。
測定方法 クリンプハイトは、クリンプハイト測定専用マイクロメータにより、圧着後の端子の芯線部(ワイヤーバレル部)、及び被覆部(インシュレーションバレル部)の中央で計っています。
芯線部クリンプハイト 芯線部のクリンプハイトは、メーカー指定のクリンプハイト管理範囲内で圧着しています。
被覆部クリンプハイト 被覆部のクリンプハイトは、電線の仕上がり外経、種類によって調整し、電線被覆がコンタクトより用意に抜けなく、かつ過圧着にならない範囲で圧着しています。
圧着外環
  • 正しく圧着されていることを確認するために、目視(ルーペ等を併用)により外観検査を行っています。
  • 検査項目は各端子毎に異なりますが、各端子・コネクタの仕様に合わせて行っています。

[主な検査項目]

ベンドアップ・ベンドダウン 芯線圧着部に対する、端子先端部の上下反り量の確認
ツイスト 芯線圧着部に対する、端子先端部の左右曲がり量の確認
ローリング 芯線圧着部に対する、端子先端部のねじれ量の確認
電線芯線のはみ出し 芯線圧着部に対する、端子先端部の上下反り量の確認
ツイスト 芯線圧着部に対する、端子先端部の左右曲がり量の確認
ローリング 芯線圧着部に対する、端子先端部のねじれ量の確認

 

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